腕時計業界とApple Watch(アップルウォッチ)
【ニュース・コラム】
スイスの高級時計メーカー共同創業者で最高経営責任者(CEO)のピーター・スタース氏が、
Apple Watch(アップルウォッチ)の勢いによって、スイス腕時計業界が脅かされていると語っています。
米アップル社が2015年4月に発売した「Apple Watch(アップルウォッチ)」
あまり復旧していない様に思えますが、米ワシントンD.C.の調査企業Juniper Research Group(ジュニパー・リサーチ・グループ)によると、ハイブリッドスマートウォッチ(アナログダイヤルを持つスマートウォッチなど)の売上台数は、昨年1,400万台だった事を発表し、2022年には8,000万台まで伸びると予測しています。
その発表に対し、同じく2015年当初から アナログ要素を搭載した、スマートウォッチを取り扱ってきた、
スイス大手の腕時計会社:Frederique Constant(フレデリック コンスタント)のスタース氏は、自社の年間売上の内、
12%を占めるスマートウォッチを、これまでに15万台売り上げてきたとし、
さらに、「2015年から2016年にかけて会社が成長できたのは、スマートウォッチのおかげ」と、コメントしていて、
「スマートウォッチは30代のユーザーが購入するものだと思っていたが、これは間違っている。
50代、60代が最もスマートウォッチを買っている」と話し、発売当初の予想に反していたことを語った。
また、
スマートウォッチの売上は最終的に腕時計売上全体の20〜30%を占めるようになると見ている事から、アップル社の(アップルウォッチ)の売れ行きに対し、今後、腕時計業界に大きく食い込んでくるとも語っています。
「スイスの腕時計業界は、Apple Watchがどれだけクォーツ時計に食い込んできているか まだ理解していないようだ。
現在、第3世代のApple Watchだが、次世代Apple Watchがどのようなものになるかわからない。
(Apple Watch)が、黒いディスプレイ以外のケースを使用し始めたら、スイス腕時計業界にとって問題になるかもしれない。
業界人の多くは いまだ何が起こっているのか把握していないように思える」と、スタース氏はコメントした。
スマートウォッチのメリット
会議やランニング中などに、マナーモードにしていると、バイブレーションモードの振動に気が付かず時間が経ってしまう事があります。
そんな時、腕時計をチラッと見るだけで、誰から着信があったのか、などの確認をする事が出来る利便性があります。
さらに、スマートウォッチによって機能は変わりますが、スマホやiPhoneとペアリングする事で様々な機能を使用する事が出来ます。
スマートウォッチのデメリット
・充電の手間が増える
バッテリーが数日間(2〜3日前後)しか保たないことが最大の欠点
・モノを運ぶ際に壁に当たるなど、作業の際に不向き
などができます。
選ぶ際のポイント
OSが違ってしまうと対応していないアプリがあり、使えない場合もある、
購入時にOSの確認をしておくことをおすすめします。
スマートウォッチのOSは主に3種類あり、
「Android Wear」
「watchOS」(Apple Watch専用)
「Tizen」
などがあります。
Apple Watchに採用されている「watch OS」は、グーグルが開発している「Android Wear」専用です。
「Tizen」は、サムスン電子などが開発に関わっている「OS」です。
スマートウォッチには、デザインや機種の種類が数多くあります、以下の機種は他のサイトで人気ランキングに入っているスマートウォッチの参考商品です。
女性用のスマートウォッチ
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男性用のスマートウォッチ
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スマートウォッチは、腕時計メーカーだけでなく、
家電・パソコン・ファッションメーカーなども参入しています。
主な家電・パソコンメーカー
・アップル「Apple Watch」
・ソニー「SmartWatch 3」
・モトローラ「Motorola Moto 360」
・サムスン「Galaxy Gear」
・ファーウェイ「Huawei Watch」
など、家電・パソコンメーカーから多くの製品が登場しています。
主なファッションメーカー
・タグ・ホイヤー
・ブルガリ
・グッチ
・ブライトリング
・モンディーン
・フォッシル・グループ(ウェアラブル端末なども発売しています)
など、高級ブランドも、スマートウォッチ市場に参入しています。
以上で≪腕時計業界とApple Watch(アップルウォッチ)≫のお話終了です。